在校生・保護者のみなさまへ/これまでの更新 2016年2〜7月


更新:2016年6月5日

希望祭のご報告とお礼

日本語補習校 ご父兄の皆さま

5月22日の日曜日に行われました希望祭、雨にも関わらず無事に終えました。 私たちは皆さまのご協力をいただき、大変良い成績を上げることが出来ました。 総売上金 962,51ユーロ、そのうち15パーセントを日本人会に参加費としてお支払いし、 その後の半分ずつを、東日本大震災と熊本に寄付をするよう、日本人会のほうにお願いしてあります。
送り先
「被災地障害者センターくまもと」
「子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク/あしなが基金津波孤児」
おにぎりを作って持ってきてくださったお母さま方、バザー品を提供してくださった方々に、厚くお礼申し上げます。
ありがとうございました。

六藤佳世子




更新:2016年5月5日

カルタ会の写真

4月9日に行われたカルタ会の写真を校長先生のフォトギャラリーに
掲載しましたのでご覧ください。




更新:2016年4月5日

校長先生のコラム


教室便り

私は、よく授業参観をしています。
土曜日の授業が多いのですが、
3月のある土曜日の1年下のクラスで
とても印象的な場面に出会ったので、
そのことをレポートします。

一人の女の子が先生に
「こんなものを作りました。見てください」
と言って授業の前に手作りの冊子を渡していました。
授業の終り頃に、先生が
「これみんなに読んであげてもいい?」と許可を得て、
Aちゃんの手造りの絵本見本
(A4 サイズ横書き6ページに文章とレイアウト)を、
みんなに紹介しました。
素直な表現と、その創作力に驚いて私が拍手をしたら、
他の子供達も全員が拍手をしました。感動的な場面でした。
表紙には「かくことがいちばん」とあります。
各ページに詩のような短文と絵があります。
(その文字の部分を紹介します。)


かくことがいちばん。
かけないとたいへん。
かけたらすごい。
じもすてきになるよね
おえかきもね

かけたらおべんきょうもできるよ。
すてきだね、おべんきょうできたら。

そしてごほんまで
よめるよ。
しってた?かけると
ほんもかけるよ

かけるとしあわせになるよ
かけるとてがみもかけるよ

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

あとで、先生に「これは宿題だったのですか?」と聞いたら、
そうではなく全く自発的なものだったとのこと。
こういう生徒に巡り会えた担任の先生は幸せだなと思いつつ、
このように伸び伸びとした感覚で勉強することの尊さを
学ばせてもらったことに気がつきました。

~補習校 教えている子に 教えられ~

浦田良一 




更新:2016年2月10日

・第7回 音読発表会の写真
・校長先生のコラム「音読発表会を終えて」
を掲載しました。

写真はこちらからご覧下さい。
また、校長先生のフォトギャラリーのページもご覧下さい。


音読発表会を終えて

 1月30日の第7回の音読発表会で、前半、後半の部の終わりに謝辞を述べさせて頂きましたが、言いたいことがありすぎて、別々の話になりました。両方に出ておられた方は少なかったので、この機会に、私が話したことを若干の補足修正を加えて書きとどめておきたいと思います。

前半の部

1 私は、練習風景も見ていますが、毎回、感じるように、本番の方がはるかにいいのです。その上、今回、全体のレベルもこれまでで一番良かったと思います。読み方だけでなく姿勢も美しくなっていました。皆さん方はどう感じられたでしょうか。

2 今日の発表の中にあったように、教科書には、戦争が引き起こす悲しいことがよく出てきます。私は1945年の終戦時に小学1年生でした。疎開や空襲、貧しい食糧事情など、今でも詳細に記憶に残っているので、折に触れて教室で生徒たちに話します。 皆が貧しかったので、そのことを不幸だと思わなかったことも。そのような話をすることは最高齢者の一人としての義務だと思っています。戦闘をゲーム感覚として軽く受け止めることは絶対に有ってはならないと思っています。 教科書から学ぶことはたくさんあります。

後半の部

1 前半の来賓挨拶で、池田領事部長が生徒たちに向かって、「皆さんは今、ドキドキされているでしょうが、一番心配されているのは、いま、ここにおられるあなた方のお父さんお母さんですよ。しっかり発表してください」・・・と言われましたが、私は、本当に一番心配しているのは先生方だと思っていました。いま、無事に全部の発表が終わってほっとされています。

2 このような機会にお話したいことは沢山あるのですが、本校の大きな目標について一言。
日本語の勉強をするには、まず楽しく・・・を、大事なスローガンにしていますが、上級生になれば、完全なバイリンガルになるという目標を持って欲しい、私たちはその目標を達成するための最大限のアドバイスをしますが、ご家庭でもその目標に向かっての援助を続けてください。18歳の会話、筆記、読解力が備わっているか。フランス語では、日本語では。どのレベルなのか、ご両親で折に触れて、ウヲッチ、アドバイスしてください。そのサポートがなければ、完全なバイリンガルになれません。

付記。
 音読発表会のための練習時間は、教科書の進捗度を妨げているのではないかとの声も耳にしますが、上級生の発表を見る・聞く機会は、教室だけでは得られない学習効果をもたらしています。年々の進歩も明らかで、「音読」が「朗読」に変化してきていることに気づかれていると思います。発表するときの姿勢や声量も良くなっています。補習校全体の様子もお判りになられる機会でもあると思います。
 音読発表会は7回目でしたが、今年はこの補習校が始まって10年目。大事な節目の年でもあり、少しずつでも前進あるのみとの決意を新たにしています。
 変わらぬご支援よろしくお願いします。

浦田 良一 


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