校長あいさつ


浦田良一学校長

 外国に住み、子供を現地校に通わせておられる保護者の方々にとって、日本人としてのアイデンティティの拠り所として、一番大事なことは、日本語を忘れないことにあるのだと思います。柔軟な子供には、興味があれば、どんどん吸収する能力が潜在しているということ、また授業に通うことで、仲間との接触が増え、お互いに刺激を受け合う機会が増えることから、難しい言葉を学ぶという特別の意識がなく習得できるものです。

 本校では、能力別クラス編成を行っていて、学齢より下のクラスで授業を受ける子供たちが大勢います。一方で、能力がある子供たちを、上のクラスへ編入させることも随時実施しています。週1回、75分の授業だけで、日本語の能力が日本で勉強するような速さで、身につけられるはずは有りませんが、少しでもそれに近づけるためのサポートをしています。必要な栄養分に、ビタミン剤を補充しているとでも言えるでしょうか。

 本校は、教員全員が日本での長年の教員経験者であり、生徒の能力や家庭環境などを考慮し、きめ細かい対応をしていることを誇りにしています。

 また、本校は、このホームページ巻頭にありますように、日本政府から助成を受け、補助金を頂いています。年次決算など重要決議をするために、教員、保護者、日本人会理事から各数名ずつで構成される運営委員会があり、公明正大な運営を行っています。

 百聞は一見に如かず。現在、どこかに良い日本語の学校はないかと悩んでいらっしゃる方々、あるいはすでに本校への入学を検討されていらっしゃる方々には、常時受け付けている体験入学をお試しになられることをお勧めしたいと思います。


パリ日本語補習校校長 浦田 良一


浦田 良一(うらた りょういち)パリ日本語補習校校長 略歴

1939年大阪生まれ。大阪外国語大学フランス語科卒。63年(株)日立製作所入社、73年フランスでの家電品の 販売会社設立のため渡仏。93年に帰任後、99年(株)日立製作所を退社。同年フランスに進出する化粧品関連会社に転職し2000年フランスに再び赴任。03年に退職後、そのままフランスに留まり、05年在仏日本人会会長に。2006年、パリ日本語補習校設立に伴い同校校長に就任。現在に至る。2009年、旭日中綬章を受勲。


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