在校生・保護者のみなさまへ/これまでの更新 2012年10・11・12月


更新:2012年12月5日

第四回 音読発表会のお知らせ

今年度も音読発表会、そしてお茶会を予定しております。
頑張る子どもたちへの応援をよろしくお願いいたします。

期日:2013年1月19日(土)
場所:St Francois d’Eylau校 体育館
お茶会:カンティーン
集合時刻:前半の部 12:45、後半の部 15:00

前半の部 13:00〜14:00
(お茶の時間 〜15:00まで)
後半の部 15:15〜16:45
(お茶の時間 〜17:15まで)
小1上(新1年)(水)ワイルド先生クラス
小1下(土)西岡先生クラス
小2上(土)廣重先生クラス
小2下(土)ワイルド先生クラス
小3下(水)ワイルド先生クラス
小5後・6(土)西岡先生クラス
小1上(新1年)(土)西岡先生クラス
小1下(水)ワイルド先生クラス
小2下(水)木村先生・鈴木先生クラス
小3上(土)ワイルド先生クラス
小3下(土)ワイルド先生クラス
小5前(土)廣重先生クラス
中3クラス 廣重先生クラス

当日の急な遅刻の場合は、集合時刻までに補習校の携帯電話
tel : 06 03 71 39 60に至急お電話ください。
連絡がない場合には欠席とみなし、会を進めさせていただきます。
ご理解、ご協力の程、よろしくお願いいたします。 
*なお、1月 23日(水)は代休になり、授業はありません。


校長先生のひとことコラム

左利きのこと

低学年の授業参観をしていて、左手で漢字を書くことの難しさに気付きました。 新出漢字の度に先生は筆順や、はねをきっちりと指導しています。 先日1年生の教室で「上」がありました。先生は指で生徒たち側から見ての筆順を示します。 そのときに、左手で書いている子が、何度も書かされているうちに、空間での書き方がおかしくなってきます。 左から右に引く線を右から左に引いているのです。その方が楽なのです。 私は生徒たちの後ろから見ていますから、動きがよく分かります。 誰がではなく、常にそうしていると言うのでもなく、左利きの人に共通してることだなと思います。

大学を半世紀前に卒業している私の時代では、お箸と鉛筆の左利きは周囲に一人もいなかったと思います。 たまたま私のクラスにはいなかっただけだとしても、1%もいなかったでしょう。 当時は家庭で無理やり矯正されていたのです。今は、個性を損なわないために、それを矯正させていないのです。 フランスではもともとそんなことを矯正する習慣はなかったでしょう。 補習校の生徒に左利きが多いのかと思って、先日、日本人学校の授業参観をしたときに観察していたのですが、 同じような比率でした。

そもそも漢字(アルファベットにしても)が右利き万能時代に生まれたものだから仕方のないものでしょう。 日本人会の書道教室で、でフランス人にも習字を教えている先生に聞くと、 「左利きの人に、右利きで書かせるように矯正していません。だけど、“漢字は右手で書くように出来たものだから、 右でも書いてごらんなさい。”と勧めてあげると、試してみる人がいて、上手に書きますよ。」との明快な答えがかえってきました。 漢字を左手で書く生徒たちに、一度右手で書いてご覧とすすめるのは、教員たちではなく、お母さんたちではないでしょうか。 ご自身が左利きのお母さんならまずご自分で右で書いてみられては。 両方で書けるのも素晴らしいことで出来ない私には羨ましいことです。

補習校校長 浦田良一


校長先生のコラム

ふたつの授業参観

 10月、11月と相次いで我が補習校に外部からの授業参観がありました。

 10月は文科省の定期視察で、フランスとフィンランドへの視察団がパリ地区で当校に来られました。この日他の補習校と二つの訪問だったので、水曜日の二つの授業(小3下と小1下)を半時間ずつ参観されたあと、私との懇談がありました。
 授業参観の感想は、低学年の子供たちが、日本では実施していない75分授業を、真面目にこなしていること、教員が退屈させないための配慮をしている、ことの2点に感心されていました。私との懇談では、当校の生い立ちの説明、既存の補習校が閉校になって、日本人会が引き継いだ初期の苦難の時代を乗り越えて、今はすべての面において、保護者、教員、事務局の協調的な関係が築かれて、独自のHPも保護者からの提案で生まれ、実質的な管理もしてもらっていること。また教員の採用にあたっては、日本での教員経験者であることを条件にしてきていることを説明したら、このどちらも、補習校にしては非常に珍しいことですねとのコメントがありました。
 先日の運営委員会でも、飯田運営委員長ともども、最初に産みの苦しみがあったことが、いい勉強になったのだろうなと感想を述べさせてもらいました。

 そうかと言って現状に満足しているばかりでは発展は有り得ません。不備を補う努力を続けなければならないと肝に銘じています。
 来年春に帰国される木村先生のご希望で、日本人学校の授業参観をしてきました。私は断片的に見学をしたことは何度もありますが、一日中、学校にいて全部の授業を見るのは初めてでした。環境よし、生徒たちのレベルも高く、このまま日本にあったら全国でもトップクラスの学校であるだろうとの思いを改めて強くしました。フルタイム見させてもらった授業もいくつかありました。
 中学生の国語のクラスで、「徒然草」の各章について、各人がその要旨と感想を発表する機会に出会ったのですが、我々二人にもコメントをどうぞと参加させられました。緊張した瞬間でした。私のコメントは省略しますが、木村さんは「日本の中学生で、書いたものを見ないで、こんな発表はできません。素晴らしいです。」と。私には「この先生の周到な準備力と、生徒一人一人への的を射たコメントには驚かされました。」でした。

 このようなこちらからの授業参観(学校見学)のあと、この国語の先生から、我が補習校の授業参観の依頼があり、教員たちも知っている関係でもあり、ある土曜日、3人の先生の3コマの授業全部をみてもらいました。あとで、懇親会をもちましたが、嬉しいコメント、“家庭環境が違い、日本語に接する時間も千差万別の子供たちを相手に、きめ細かい対応をされているのに感心した、75分授業なのに、子供たちがだらけないような配慮が行きとどいている、レベルの高い生徒たちを相手にしている我々は反省させられることが多かった。”がありました。

 補習校と日本人学校の違いや共通点を共有し合って、両校の教員たちが切磋琢磨するのは大事なことで、それも時代の変化に伴って少しずつ変化していることを確認しあった実質的な研修会だったとも言える貴重な日でした。 日本人学校の先生が、補習校の授業を4時間も参観することじたい、全国的にもあまり例がない画期的なことではなかったのかと思い、この感激の一端を保護者の方々にもお伝えしなければならないと思った次第です。

補習校校長 浦田良一





更新:2012年11月5日

「校長先生の漢字教室」ご報告

10月27日に行なわれた「校長先生の漢字教室」のご報告です。


第6回 漢字教室

出席者は、小3上、2名、小3下 2名 小5/6 1名5名。

擬音、擬態語の遊びをしようと思っていたので、その前段に読ませて、 書かせる教材を何にしようかなと、試行錯誤していて、当日の朝に、 観光ガイドブックから 札幌ラーメンについての文章をみつけました。

ラーメンの話や、この文章はなにが言いたいの?と聞きながら、この話から どんな音を想像する?と聞いて、「ずるずる」 が出たところで、「じゃあ うどんなら?」 と聞いたら 「つるつる」、「おそばは?」に、 「すーすーかな」と。 「ラーメン食べる時に音を立てる?」と聞くと、出さないと言う子もいたけれど、 「日本では音を立てて食べていいんだよ」と真顔で答える子もいました。

と言ったところで、「このように、音を表現する時のいろんな言い方を思いつくままに 言ってみて」といったら、するする、とんとん、にこにこ・・・などが出てきます。 「音を表すのと、様子を表すのと2種類あるから、別々に10こずつ書いて見て」と 少し時間を与えました。 上級学年の子はさすがに早いですが、「えっ、10個ずつも?」と悲鳴を上げる子もいます。 簡単には思いつかないものです。少しずつヒントを出しながら、大体書き終えた頃に 前に出て、2つずつくらい簡単な文にさせて書かせました。

とんとん と書いた子には、濁点をつけた、どんどん は?と聞くと、あっそうかとの反応。、 ことこと、ごとごと/ かたかた、がたがた/こそこそ、ごそごそ/ころころ、ごろごろ/くるくる、ぐるぐる・・・の 音の違いは?に、濁ると、大きい音になることが分かってくれました。 そんな意識をしたことがなかったみたいです。 カタカナかひらがなかの表記の説明は省きました。

私にしては珍しく、時間ぴったり。90分経過したところで、「はい、今日はここまで」というと、 「えっ。もう終わりですか、まだ30分くらいしかたっていないと思っていたのに」との 嬉しい反応がありました。出迎えのお母さんに、「今日はどうったの」と聞かれた子が 「ものすごく、盛り上がったの」と反応していました。わいわい、がやがや、にこにこ と 遊びながら覚える漢字、語感。この日の目標が達成できたかなと思いました。

今日の子供たち、各人各様の個性がよくわかります。教室で見るのと違う面があり、 「おやっ」と思う発見があります。教員たちにはこんなことをレポートしています。

補習校校長 浦田良一


校長先生のひとことコラム


 誰もが「いちばん」の店はどこにもない


 ぼくはラーメンがすきだ。「あそこのラーメンがおいしかった」

 というはなしをきくと、とりあえずたべにいかなくてはいけない

 ようなきになってしまう。スポーツしんぶんでいちねんかん

 ラーメンやをしゅざいしたこともあって、さっぽろのラーメンやに

 ついては、すこしはくわしいと自負もしている。

 そんなわけで「さっぽろで、いちばんおいしいラーメンやさんを

 おしえて」ととわれることもすくなくない。でも、このしつもん

 にはざんねんながら、いつもそくとうできない。あっさり、

 こってり、みそ、しお、しょうゆ、あぶら・・・このみのあじは

 かくじんそれぞれ。なかには麺のふとさやチャ—シューのあじで

 はんだんするひともいる。だから「おいしいみせは・・・」と

 きかれたら、そのひとのこのみをさぐることからはじめるように

 している。


 TB旅ノート「北海道」から。


補習校校長 浦田良一





更新:2012年10月5日

新学期がはじまりました

9月5日(水)新学期がはじまりました。
木村先生が来年春までの短い期間ですが、小2下のクラスを担当することに
なり、それまで小2上を担当していたワイルド先生が新1年を担当します。
担当が変更になることの説明、また来年、木村先生のあとを引き継ぐことに
なっている鈴木先生の紹介をかねて、ロビーで保護者の方にも入って頂き
ささやかな入学式となりました。
校長先生の補習校フォトギャラリーのページに写真を掲載しておりますので
ご覧ください。


栗拾い遠足のご案内

最近はすっかり秋の気配になってきました。
栗の季節になりましたね。
今年もムドンの森で栗拾いを兼ねてのピクニックを企画しました。
普段全くお話する機会のないご父兄の方々との交流、
そして子供たちも自然の中で遊ぶいい機会だと思います。
みんなでドッジボールをする予定にしていますので
ぜひ参加していただけたらと思います。

開催日:10月14日(日)
場所:ムドンの森

詳細は、以下の書類をダウンロードしてご確認ください。
秋の遠足ムドンの森での栗拾い2012 (.docx)
ムドンの森の地図 (.pdf)

  

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